会津のインペリアル道中記II

音ゲーと音楽とその他いろいろな京音民のブログ

k-shootmania企画① ~生焼けオフ、その正体に迫る~

こんにちは 会津です

今回は京音のDisadventCalendar企画の1つとして、京音パッケージに様々な譜面を提供してくださる生焼けオフさんにインタビューさせていただきました 

これさえ読めばあなたも生焼けオフ

 

以下がインタビューの記録になります

 

会津(以下Q).(生焼けオフとして)譜面を作るきっかけはなんでしたか?

生焼けオフ(以下生).元々コンガリオン氏と仲が良く、彼が京音パッケージのエフェクターが足りないと言っていたから手伝うことになりましたね。 最初は合作という形で参加させてもらっていたのですが、去年からは人手不足が深刻となり単独譜面も任されるようになりました。


Q.譜面を作るときに気をつけていることがあれば教えてください。

生.一番に考えているのは、どう自分の個性を表現するか、ですが、これだと読者の皆様にも薄々知られている気もするので、ここは敢えて別の回答を。
曲のポテンシャルを引き出すようにしています。「曲を表現する」よりもっとメタ的に「この曲が音ゲーに入れるならどんな立ち位置に存在することができるか」ということを考えてます。 今年担当した譜面でいうと、Cumulonimbusは変拍子のドヤバい譜面、theyaremanycolorsは色を意識したドヤバい譜面…… 何故かドヤバい譜面になるような曲しか担当させてもらえないんですよね(笑)


Q.本家のエフェクターで好きな人、影響を受けた人などがいれば教えてください。

生.深瀬氏、Ester44氏、SCライオット氏、Captain CRAZY KID氏など、好きなエフェクターは多いのですが…… 一番影響を受けたのはブルーコールドハリケーンズ氏ですね。レーザーの動かす幅が小さく、繊細な操作でエフェクトの微調整をしている感じが上手く表現できていると思います。 Fox4 -Raize-[EXH]にあった、レーザー地帯の鏡配置を低速で見切らせる、といった発想には大きな衝撃を受けました。


Q.生焼けオフさんと言えばデビュー作であるNF2017の「>ex∀tioИ」のイメージが強いですが、あの譜面を制作した当時の逸話などがあれば教えてください。

生.まず、作曲者から曲を渡された時の衝撃は凄まじかったですね。曲名も作曲者名もBPM変化も、入れてほしいギミックまでも、全てがとにかく衝撃でした。 曲名の意味である「嫌がらせ」を随所に配置し、ひたすら遠い片手、瞬間移動と共にやってくる全押し、低速から高速への加速、ラストの出張の嵐を置いて今の蔵譜面として配布している譜面ができたんですが、ギアチェンの猶予がない上にソフランなしでも●9よりも難しい譜面が降ってきてテストプレーで怒られたのは覚えています。
その後修正しているうちに、24分を4つずつ置いてるImmortal Sagaの譜面が頭をよぎって、24分を5つずつ置いたらどうか、という発想に至ってしまい、ヤバい配置が増えてしまいましたね。 色んな譜面を勉強した今振り返ってみると、最初のトリルはハイハットを表現した縦連の方が良かったかな。
あ、レイヤーですが、「嫌がらせ」という意味でコンセプトが似ているPet Peeveを踏まえて「気持ち悪い目玉に凝視されているような感じのレイヤー」といった感じに注文したそうです。 最終的にかなりいい感じのレイヤーとジャケットになって感動しました。原曲を踏まえたような、無限に奥に続いていくうちに頭がおかしくなっていくようなジャケットも気に入ってます。


Q.>ex∀tioИをリリースした当時の周囲の反応はいかがでしたか?

生.NF当日はボスコースの1曲目という立ち位置に居たのですが、あの環境だとテストプレーの時ほど曲が聞こえる訳でもないですから、ワープ時の全押しのタイミングが掴めずに6ミス出してしまう挑戦者が後を絶たなかったですね。 ボスコースが2つあるうち、1曲目突破すらしていないこっちの方に挑戦する方が大多数でしたが、最終的に抜けられずに終わってしまい、代わりに責任者であるコンガリオン氏が土下座をすることになってしまったのは申し訳ないと思ってます。
クセのある19を目指したつもりだったのですが、どうやら要求地力も19を逸脱するレベルだったようです。 また、パッケージ公開した後も、ボスの中でも存在感のある凄い譜面になっていたようで、よくプレーされてましたね。 苦戦しているうちに苦手意識が芽生えてしまい●7クリア埋めでも最後まで残ってしまう方もいらっしゃり、こちらとしては「嫌がらせ」の餌食となって下さって嬉しい限りです。 蔵譜面はまだクリア者を見てませんね。本当に修正して良かった……

 

Q.今回のNF2018のパッケージでは低難易度も担当していらっしゃるそうですが、低難易度を作ろうと思ったきっかけ、低難易度を作るにあたって気をつけたことなどあれば教えてください。

生.今回は曲数が多いみたいなことをコンガリオン氏が言っていたので、今年は何譜面かお手伝いをしに行こうと決めました。 真面目な譜面は他の方が書いてくれているので、私の譜面は低難易度であろうが徹底的に個性を出しに行こうと作ったのを覚えています。
ただ、17までの難易度であっても、個性を出しすぎてしまうと無意識に難易度が上がってしまうので、レベル相応に留めるのが地味に難しかったりしました。

 

Q.NF2018のボス曲、「Game Start」は生焼けオフさんの譜面ですが、生焼けオフさん初めてのLv20を作るにあたって考えたこと、気をつけたことなどあれば教えてください。

生.去年はドヤバい譜面を作ってしまいましたが「生焼けオフ」改め「生焼けオフ・改」として陸楽曲のボスを担当させていただきました。
とにかく曲の攻撃力が半端なく、譜面を任されたときは自分が担当すべき譜面なんだなと納得しました。 去年の譜面の反省点の1つであった難易度曲線に大きく注意を払い、易しくすべきところと難しくすべきところのメリハリを一番に考えました。 後半はとにかく速度の暴力のような曲ですから、筋肉で全てを解決させる配置を多く盛り込みつつ、新しい認識を要求させる配置も入れつつしている内に凄い配置ができあがってしまいました。
ただ真面目な話、ケーシューって筋肉譜面がまだまだ足りてないような気もするんですよね。認識も使いつつ筋肉も使う、こんな譜面もアリなのかな、とは思ったりしています。

 

Q.B4UT、京音のエフェクターで最近この人が気になる!みたいな人はいますか?

生.京音だと別府氏ですかね。前述したGame Startの突破者が出なくて困ってたところに突如現れ、一瞬で解禁して帰っていったほどの実力者なので、彼なら凄まじい譜面をもっと書いてくれると信じています。 B4UTのエフェクターだと「トナカイのゆめ」のInfinite譜面に関わってる1582氏には、今後もクセのある譜面を作り続けてほしいです。

 

Q.記事を読んでくれる皆さんに向けて、何かメッセージがあればどうぞ。

生.今年もヤバい譜面を作ってしまったので京音を退部になりました。来年になったら復活してると思います。その時はよろしくお願いします。

 

以上がインタビューの記録になります。

ちなみに生焼けオフさんは会費を払わずに退部したため来世も退部です。

そんな生焼けオフさんの譜面が遊べる「KUOC NF2018 PilgrimageR」はhttps://kyodaiotoge.wiki.fc2.com/wiki/KUOC%20NF2018%20PilgrimageR

からDLできます 生焼けオフさんの譜面もその他の譜面も遊んでみてください

それでは。

(投稿遅れてすいませんでした)